
PLを破り雄叫びをあげる福本(大阪桐蔭)
大阪桐蔭3年ぶりの秋制覇!
15安打8得点と PL学園 投手陣を攻略した大阪桐蔭が3年ぶり3回目の秋季大会制覇。近畿大会に第1代表として出場する。
大阪の頂上決戦を制した大阪桐蔭のナインは満面の笑みで優勝の喜びを表現した。相手の PL学園 は昨秋から府内負けしらず、大阪桐蔭の旧チームが3回も跳ね返されてきた。夏の大会でも先発した福本翼主将(2年)は「今まで悔しかった。 PL を倒すのは自分たちしかいないと思ってました」と宿命のライバルとの対戦に心を躍らせた。
「あのプレーで流れに乗れた」と福本が話したのが初回。 PL は1死2塁として3番の吉川大幾(2年)がセンターへ痛烈なライナーを放った。この打球を好捕したセンターの市川涼太(2年)がすぐに2塁へ返球。飛び出していた走者を刺した。弾みをつけた打線はその裏、 PL 先発の勧野甲輝(2年)から4本のヒットで2点を先制。これで旧チームからの悪い流れを完全に断ち切った。
先発の福本はコントロールに苦しみ、毎回走者を背負ったが、バックが必死に守った。「福本が苦しんでいるので何とか助けたかった」と話した捕手の江村直也(2年)は自慢の強肩で2度牽制で走者を刺した。「みんなが守ってくれるので思い切って投げれた」と福本は感謝しきり。
「福本がまだ本来のピッチングではないが、ウチらしい粘りの野球はできたと思います」と振り返った西谷浩一監督。
次の舞台は近畿大会。「引退した3年生も練習や偵察など手伝ってくれている。絶対優勝して神宮大会に出たい」福本主将の言葉は力強かった。
【PL学園】
昨秋から府内公式戦で30連勝してきた PL学園 だが、決勝で力尽きた。吉川大幾主将は「(大阪桐蔭に)気持ちで負けた試合。誰が悪いとかではなく、チームとして、ミスを補うことができなかった」と厳しい表情を崩さなかった。
記録上の失策は3つだが、モタモタした戦いぶりは前日の準決勝までは見られなかったもの。チームに若干の緩みが見られたのは事実。勧野甲輝、難波清秀、多司将仁(いずれも2年)の投手陣も桐蔭打線を食い止めることができなかった。
「まだ近畿大会がある。次は桐蔭を倒します」闘将・吉川の目はすでに次の舞台に向けられていた。
(文=松倉雄太)



















































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