検証甲子園


2010年07月24日 住之江球場

城東工科vs堺工科【雑感】

2010年夏の大会 第92回大阪大会 3回戦



城東工科、杉本


城東工科、杉本が21奪三振を達成!

 この数字が、大阪大会の中で、どのような記録になるかは知る由もない。
しかし、延長13回に及んだ試合で成し遂げた21奪三振は驚異的な数字だ。「三振だけにこだわっているわけではないんですけど、これだけ取れたのはうれしいです」と、杉本ははにかんだ。

 試合開始序盤は相手に飲み込まれた。果敢に攻めてくる相手に、「ちょっと相手に入りこまれてしまって、やりづらいなぁというのがありました」と語る。しかし、5回を終えての整備の間に、チーム内で気持ちの切り替えを確認し合うと、6回からは見違えた。6回から8回まで3イニング連続三者凡退。8、9回は6者三振。延長に入っても13回の3者連続三振を含む、6三振を奪った。
 「序盤がそういう入りの中で、切り替えられたのが大きい。監督からは水にもぐって先に出てきたら負け、我慢勝負やと言われていました。最後は気持ちで投げました」と淡々と語った。

 21奪三振という偉業に、少しは喜んでも、終始、落ち着いた口調で答える姿が何とも印象的な右腕。高校で野球は卒業するという杉本。「3年間の想いを背負って、最後まであきらめずに戦いたい」という想いは、最後の夏、どこまで続くのだろうか。

(文=氏原 英明


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